DemiCo Relaxのトリートメントは、「何を使うか」よりも「どの順番で、体に何を起こすか」を最も大切にしています。
人の体は、刺激を与えれば変わるほど単純ではありません。
冷えている体、緊張している体、巡りが滞っている体に、いきなり強い刺激を与えても、必要な反応は起こらないからです。
DemiCo Relaxでは、体が自然に回復へ向かう反応を引き出すために、4つの要素を一連の流れとして設計しています。
温める

冷えや慢性的な緊張が続くと、皮膚・筋膜・血管・リンパ管は硬くなり、本来の働きができなくなります。
特にリンパは、心臓のようなポンプを持たないため、周囲の温度・圧・筋肉の動きに強く影響されます。
ハマムは、高温多湿のスチームで体を包み込み、以下の反応を体に負担をかけずに同時に起こします。
- • 皮膚と筋膜をゆるめる
- • 毛細血管を拡張する
- • 表在リンパ管の動きを回復させる
- • 副交感神経を優位に導く
この工程は、「汗をかくため」ではありません。流れる準備ができた体をつくるための、非常に重要な土台です。
流す

リンパは、強く押せば流れるものではありません。
リンパ管は非常に薄く、圧に弱く、無理な刺激では簡単に潰れてしまいます。
MLD(マニュアルリンパドレナージュ)は、1930年代に医師エミール・ヴォッダー博士によって医療目的で体系化された手技です。
皮膚をわずかにストレッチし、一定方向・一定リズムで刺激を与えることで、以下の反応を引き起こします。
- • リンパ管の自動収縮を促し
- • 中枢リンパ(出口)を先に開き
- • 末端から自然な排出を起こします
強く揉まないのに、施術後にトイレが近くなったり、体が軽く感じられるのは、リンパの生理に沿った反応が起きているからです。
受け取らせる

DemiCo Relaxで使用しているのは、モロッコ産・未精製の生アルガンオイル。
人の皮脂に近い脂肪酸構成を持ち、角質層のすき間に入り込みやすく、施術後も肌に残りません。
一般的なオイルが「滑らせるため」に使われるのに対し、生アルガンは手技そのものの精度を高める役割を持っています。
- • 皮膚だけを正確に動かす
- • MLDの繊細な圧をロスなく伝える
- • 皮膚刺激を最小限に抑える
施術中に「オイルが消えるように感じる」と言われるのは、皮膚が必要な分だけを自然に受け取っている状態です。
調律する

精油は、単なる香り付けではありません。
嗅覚は、感情・記憶・自律神経・ホルモン分泌を司る大脳辺縁系に直接つながっています。つまり香りは、唯一、脳へダイレクトに届く感覚刺激です。
さらに精油は、分子が非常に小さく脂溶性であるため、皮膚からも吸収され、毛細血管やリンパを通じて全身へ巡ります。
DemiCo Relaxでは、香りの好み・その日の体調・緊張の度合い・目的を総合し、その日だけのオーダーブレンドを行います。
香りが変わると、呼吸が変わり、神経の反応が変わり、リンパの動き方も変わります。
4つが揃って、初めて成立するトリートメント
- • 温めて、流れる準備をする
- • 正しく排出を促す
- • 皮膚が無理なく受け取る
- • 神経のスイッチを切り替える
どれか一つ欠けても、このトリートメントは成立しません。
DemiCo Relaxの施術は、「香り付きマッサージ」ではなく、
体の反応を設計するトリートメントです。